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黒酢の歴史

今、注目を集めている「黒酢」にはどんな歴史があるのか、「酢」と人間の係わりをさかのぼって見ていきたいと思います。

「酢」は、お酒に酢酸菌が付着して発酵したもので、「いつのまにかお酒がすっぱくなっていた」というように、偶然に発見されたものです。紀元前5000年のバビロニアで、既に「酢」が作られていたという記録がある通り、塩と並んで、古代から人間と深い係わり合いのある調味料なんです。

「酢」の製法は、中国から渡来した杜氏(とうじ)によって日本にもたらされました。古事記や日本書紀にも「酢」の記述が残されていますが、調味料というより、貴重な薬として扱われていたため、一部の上流階級の人間しか口にすることができませんでした。平安時代に入ると「酢づくり」は全国に広がりはじめ、江戸時代になると、一般的な調味料として庶民の間で使われるようになったのです。

「黒酢」が誕生したのは、現在でも酢の消費量世界一を誇る「中国」です。調味料として使うのはもちろん、おかゆにかけたり、飲み物に使ったりしながら幅広く生活に取り入れ、“医食同源”と言われる中国の健康を支えています。

「黒酢づくりの製法」は、今から200年前、現在の鹿児島県霧島市に、一人の中国人によって伝えられました。この地には、一年を通して温暖な気候、夜間の冷たい海風、名水と謳われる質の良い地下水、原料となる米の豊富さなど、黒酢をつくる条件が全て整っていたのです。恵まれた自然条件のもとで作られ続けてきた「黒酢」は、今では健康食品として親しまれていますね。

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2009年03月14日 20:36に投稿されたエントリーのページです。

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